こんにちは。
最近は暑すぎてさすがに外に出るのが億劫になってしまって
います。
一日にあまり多くのことをやらないと罪悪感がある一方、
のんびりと涼しい場所で時間を過ごすのも心地が良いですよね。
本日は久しぶりにまたイタリアについてお話しさせて
いただきたいと思います。
皆様、イタリアには「Dolce far niente(ドルチェ・ファル・ニエンテ)」
というフレーズがあるのをご存じですか?
これを英訳すると、「The sweetness of doing nothing」となり、
日本語では「何もしない喜び」と訳されます。
「Dolce far niente」は、単に怠けているととらえられがちですが、
そのような意味ではなく、心地よい時間を過ごすこと、
穏やかな時間の流れを楽しむことを表します。
つまり、忙しく働く日々の中でも、少しのんびりする時間を
持つことの大切さを表現しているようで、イタリア人は食事を
楽しむときや友人、家族と過ごすときにこの考え方を
大切にしているそうです。
映画『食べて祈って恋をして』の中でも紹介されていた
イタリア人の美学の一つです。
少し前の映画にはなりますが、見たことある方も多い
のではないでしょうか。
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イタリアではビーチ、もしくは家の周りなどで日光浴を
している人が多い印象です。ただ椅子に座って昼寝をしている
ようにも見える為、何もせずにだらけていると一見見えて
しましがちですが、彼らにとっては何もしない時間を
楽しんでいるのです。
もちろんイタリアでも都市でそのような人を見かける
ことは多くないかもしれませんが、夕日を見たり、
散歩をしたりと、その人に合った別の方法で
「Dolce far niente(ドルチェ・ファル・ニエンテ)」を
実践しているのかと思います。
なかなか毎日忙しく働く私たち日本人からすると
簡単には受け入れがたい、実践しずらい習慣かとも思います。
「だらだらする。」ということは日本ではネガティブに
とらえられやすいからです。
しかし、イタリア人のように「自分は何もしないことを
楽しんでいるだ。」とポジティブにとらえられたら
一時一時過ごす時間が大切に感じられ、
心も軽くストレスも減少していきそうですね。
皆様も是非「Dolce far niente(ドルチェ・ファル・ニエンテ)」
を実践してみてはいかがでしょうか。
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