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最先端の米国IT企業も日本に来るとジェンダーギャップ体現

世界経済フォーラム(WEF)が国別に男女格差を数値化した「ジェンダーギャップ指数2021」が発表されましたが、日本はなんと156カ国中120位。119位はアフリカの産油国で長期独裁政権が続いたアンゴラという驚くべき結果でした。


これを見ても先進国として恥ずかしいと思うよりあまり驚かない人が多い事が日本の問題の根の深さを感じます。


アジアの中ではジェンダーギャップの無さでフィリピンがトップですが、実際フィリピン企業とビジネスをしていると女性の活躍が目立ちます。



フィリピントップ財閥のアヤラインターナショナルのCEOのAnnaさんはハーバードビジネススクールを出た女性で、アジア、パシフィック担当ディレクターのCarolさんも女性です。

共に女性比率を上げるためにポジションを与えられたのではなく、コロナ前は世界中を飛び回ってビシビシと指示を与えていました。


アジアの国々とビジネスをしていて感じるのは、今や各国とも英語とデジタルツールを使いこなしてグローバルにビジネスを行なっていますが、ほとんどの日本人はその現実を知らずに日本の方が進んでいると20年前の認識で止まっていることです。


そんなニュースが注目される中、最先端の米国IT企業も日本に来るとジェンダーギャップを体現してしまうということを経験しました。


それは最近、あるアメリカの超イケていて成長しているIT企業から、その会社が行っているシステムが当社のDX推進に役に立つということでアプローチがありました。


私としては非常に注目し、関心がある企業だったので、一度話をしてみたいとアプローチをしてきた担当者と2~3回メールのやり取りをした後、Google Meetでのミーティングのアポイントを取って楽しみにしていました。


ここまではよかったのですが、ミーティング当日、がっかりすることが起こりました。


ミーティングの2時間前になってその担当者からメールが来て、本日お話させていただく担当は私ではなく〇〇になります、とのこと。


今までメールのやり取りをしていた女性担当者がミーティングするのではなく、ミーティングはプロの男性社員が行うとのこと。


えっ!

これって典型的な日本企業の女性がアポイントを取って男性が打ち合わせに来る典型的な男性優位社会ではないでしょうか?


女性は内勤の補助職で、きちんと説明するためにプロの男性が説明しますよというのです。


中国企業でもフィリピン企業でもベトナム企業でも、こんなことは一切起こったことがありません。


こんな先端の米国IT企業でも、日本に来ると女性は補助職。

さすが世界経済フォーラムの調査、男女格差(ジェンダーギャップ)の国別ランキングで、日本は153カ国中120位と先進国の中では圧倒的に遅れている日本の現実を見せつけられました。


WORLD ECONOMIC FORUMのレポートはこちらから見ることができるのでご覧になってみてください。






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