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最先端のAI開発チームがDCECを訪問

更新日:2020年11月16日

  今週、日本のAI研究の最先端をいくチームがDCECを訪問し、

「人と共に成長するオンライン語学学習支援AIシステム」の開発について、

佐々木、Rizaとディスカッションをしました。


ご訪問いただいたのは、早稲田大学GCS(Green Computing Systems)

研究機構主任研究員の松山洋一研究院准教授と知覚情報システム研究室

研究員の佐伯真於さん他2名の研究グループで、研究テーマは


「人と共に成長するオンライン語学学習支援AIシステムの開発」


新型コロナウィルス感染症蔓延に伴うオンライン教育のニーズの

高まりも背景として、研究グループが培ってきた会話AI技術を

フル活用した先進的な英会話教育支援を行う研究を

英語教育の専門家とAIが連携して

受講者の英語コミュニケーション能力を判定したり、

学習者と教育者の双方に対して納得感のあるオンライン授業システムを

実現することを目指すというものだそうです。


この研究は国立研究開発法人科学技術振興機構の

「研究成果展開事業 大学発新産業創出プログラム(START)」にて

応募数77件の中から採択され、

すでに株式会社本田技術研究所,株式会社 内外切抜通信社、

Sony Startup Acceleration Program(ソニー株式会社 )

Startup Acceleration部門 等の支援も受け研究開発,

実証実験および国内外の人材獲得のエコシステムを構築している、

それこそ日本のAI研究での最先端の研究です。



では、なぜ、そんなにすごいメンバーがDCECを訪れたのかというと、

彼らはAI研究の専門家であっても英会話教育の専門家ではないため、

英語教育の専門家という立場の意見を収集するという目的で、

英語教育に携わる初めての企業訪問先として

弊社が選ばれたということでした。


今回、研究を主導されている松山准教授は、早稲田大学基幹理工学研究科

情報理工学専攻にて博士を取得後,米国カーネギーメロン大学に

研究員として4年半勤務し、ダボス会議公式バーチャルアシスタントSARAの

研究開発プロジェクトや米国Google,Yahoo!,Microsoftとの

共同研究等,会話AIの産学連携プロジェクトをグローバルに展開して

きている方で、Rizaも英会話事業の責任者として参加を要請された

ため、会議は全て英語で行われました。


会議では、松山准教授が、そのように世界的に活躍されているすごい方

ということを知らなかったため、かなり好き勝手な提言をしましたが、

あっという間に1時間が経ってしまう、とても刺激的な楽しい時間を

過ごすことができました。



「今まで技術を念頭に英会話支援プロダクトを考えてきたため,

現場の方が何を求めているのか知る非常に良い機会となりました。

今日頂いた意見を元に我々のアイディアを考え直してみたいと思います。」


というメールをいただき、少しは役に立ったようで安心しました。





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■ 編集後記 ■



  AI研究の松山准教授はアメリカでGAFAなどと幅広く

共同研究してきた方ですが、その時に世界中から集まる

優秀な学生たちと仕事をしていて、

「日本は大丈夫なんだろうか」と

危機感を抱いたとおっしゃっていました。


その危機感が、日本に戻って英会話支援のAI開発をしよう

としたきっかけとのことなので、

やはり、日本人が英語を使わないことで、世界の潮流を

知らずに取り残されていっているのを感じたようです。


広く,ビジネス英語や技術のリテラシーの底上げは重要だと

おっしゃっていました。


この感覚は、日々外国人と仕事をして私が感じている事と

一致していたため、いろいろ話している中ですっかり共感し、

早速Linkedlnで繋がり、今後機会を見つけて意見交換

していきましょうとのことになりました。



ぜひ、素晴らしいAIのシステムを作り上げ、日本人の英会話力

を引き上げ、グローバル化、デジタル化を速めていただきたいと

感じました。




しかし、一方政府がデジタル庁を作り、デジタル化推進で、

子供たちに「1人1台」のタブレットを配布した結果、

タブレットを使って黒板を撮影しているというニュースを見ると、

何がデジタル化なのかの定義からわかっていない現状に

先の遠さを感じてしまいます。


教科書デジタル化「1人1台」へ、 専門家が描く未来

朝日新聞





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