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先週よく使われた英語の単語は、intensive care 集中治療、そしてstate of emergency 緊急事態

このところ毎週コロナ関連の記事ばかりで恐縮ですが、英語を学ぶには、同じ話題を世界が発信しているので、日本との比較もでき、また、記事の内容も理解しやすいので、ぜひ、この機会に世界の記事を読む習慣をつけていただければと思います。


先週よく使われた英語の単語は、ボリス・ジョンソン首相のからみで

intensive care 集中治療


そして日本の緊急事態宣言に伴う

state of emergency 緊急事態


がありました。




さて、と言いながらいきなり日本の記事ですが、東京の感染が急激に拡大しているようです。


●東京で189人の感染確認 これまでで最多

日本経済新聞



なかなか日本全体や東京での感染者数がどうなっているのか、わかりにくいのですが、東洋経済が日本国内において現在確定している新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の状況を厚生労働省の報道発表資料からビジュアル化したサイトがあり、毎日更新されているのでこれはわかりやすくていいですね。



●新型コロナウイルス国内感染の状況

東洋経済


このデータは、色々なことを教えてくれます。

東京都は感染者が爆発的に増え、また、院内感染も広がり、永寿総合病院では、10日時点の発表で、入院患者94人、職員69人の計163人が感染し、うち患者20人が死亡、慶応大学病院や慈恵医大病院でも院内感染が発覚するなど医療崩壊につながりかねない状況になっています。


院内感染が発生するのは、誰が感染しているか充分に把握できていないからだとされています。


そのような状況のなか、東京都はどれだけPCR検査をして患者の実態を把握しているのか、先ほどの東洋経済のサイトで確認すると


4/6 616名

4/7 335名

4/8 235名

4/9   0名


しか検査をしていません。9日には181人の感染が確認されているのですから、8日に検査をした大半が陽性というのが現状です。


安倍総理は検査数を1日2万件に増やすと表明しましたが、実態はその5%も東京で実施していないのです。


もし1日2万件検査を実施したら何千人もの陽性が見つかるのかもしれないのが今の東京で、その事実をはっきりと示さないので国民の緊張感は高まりません。



WHO事務局長側近の医師が東京は手遅れに近いと言っています。


●「東京は手遅れに近い、検査抑制の限界を認めよ」

WHO事務局長側近の医師が警鐘

DIAMOND ONLINE


このような状況を抑え込むには、本当に人の接触を押さえなければなりませんが、ここで出てくる大きな問題が政府が自粛要請して閉店しても補償はしないという事です。


閉店したら日々の収入がなくなるのだし、派遣社員やパート、アルバイトは働かなければ給与は出ません。


世界各国は人が出歩かなくてもよいように減収分の補償を行い、人の命を守ることを優先していますが、政府は「使用制限を要請した場合も、政府として損失補填することは難しい」と補填する気がありません。



このメルマガで何回かご紹介しているドイツやアメリカ、香港や韓国もいち早く補償に動いており、それはコロナの蔓延を防ぐためには人が集まらないようにお店を閉めてもらわかければならないし、その場合、国の要請によって閉店したお店は要請に従えば収入がなくなるのです。世界の常識では、国が補償をするから安心して閉めてほしいと言い、日本でも全国知事会も自粛事業者に国が補償するように要望しています。


●休業や自粛要請、国が損失補償を

緊急宣言で知事会提言

共同通信


ところが、政府だけは頑として補償をしないと言っています。


●休業協力要請で協力金「国として制度設ける考えない」

官房長官 NHK



収入がなくなっても家賃やその他必要な経費は相変わらずかかるので、当然、資金が回らなくなって倒産につながります。


すでにお店が廃業したというニュースは毎日のように出てきています。


●新型コロナで閉店ラッシュの飲食店。北海道では自殺する経営者も…

日刊スパ


●外出自粛で売り上げ激減「心が折れた」 

新型コロナ閉店相次ぐ

YAHOO! JAPAN ニュース


お店ばかりでなく中小企業までがバタバタと倒産してしまったら、コロナ騒動が収まった後の日本は焼け野原のようになってしまい、もう経済の再生など考えられなくなります。


●中小支援、時間との闘い 日本は1カ月以上も

スイス、官民で即日融資/米国、4日で4兆円

日本経済新聞



布マスク配布に466億円をかけ、WHOなどに150億円拠出し、コロナ緊急経済対策資金から低所得国債務救済のため、国際通貨基金(IMF)の大災害抑制・救済基金「CCRT」への資金拠出を準備しと、国際機関には苦しいときに大盤振る舞いしても国民救済にはマスク2枚配って、お金は使わないようです。




ちなみにこれは成田空港の検疫結果待ち。

ここで感染を増やしましょうと言っているような・・。

これ本当に先進国?



●みさちゃす(Misachasu)@misachasu0209のツイート

海外からの帰国者、成田空港でダンボールベッド。


一方のマレーシアからはこんな報告が


●Junna Malaysia マレーシアKL @msialifejpさんのツイート

マレーシアに帰国したマレーシア人、隔離された先はなんと

ibisホテル。食事付き、お金は何も支払う必要ないそう。

ホテルは別のホテルになる可能性もあるだろうと。

笑顔だしホリデーみたい



韓国からは、


●yorumu @i__yeoreum さんのツイート

朝救援物資を届けたとの電話を受けて玄関前を確認すると想像以上に

重くて大きい段ボールが。パックご飯12個にお米4キロ、ラーメン16個、

ご飯のお供など。救援物資の内容は地域ごとに違うと聞いていて、

うちにも来るかな?と少しわくわくしてたのですが届きました

有難いです。 #韓国 #自宅隔離


●koreanlife@韓国生活疲れ気味 @koreanlife007 さんのツイート

中学校から連絡があり、娘がマスクとか消毒液などをもらってきました。

希望者には全生徒支給されるそうです。ありがたや~。



そしてドイツから


●本日、妻が申請していたフリーランスへのコロナ給付金が

振り込まれました!!(ドイツバーデン・ビュルテンベルグ州)


またデンマークからは


●井出留美 Rumi Ide 食品ロス問題ジャーナリスト

@rumiide さんのツイート

デンマークでは自宅待機中、フルタイムは給与の75%、

パートは90%の補填が政府から発表されました。



ただ、一つの良い流れは、軽症者向けのホテルが用意されたことです。


ニューヨークが医療崩壊の瀬戸際に立たされているのは、軽症者も含め救急医療センターに押し寄せ、重症者の受け入れがままならないような状況が生まれたからと言われています。


●東横インに軽症者ら移送、ホテル療養中の生活どうなる?

日経ビジネス



一方韓国は、早いうちからドライブスルー検査を導入し、感染者をすべて把握することに努め、軽症者隔離施設を用意し、軽症者も隔離し、感染を広げないようにして、一方医療現場を崩壊されないことから抑え込むことができたとされています。ちなみに韓国では、軽症者向け隔離施設の滞在費は国の負担だそうです。



●医療崩壊を防げ!官民施設を軽症者隔離施設に改装した

韓国の事例

FNN PRIME


●世界で賞賛される「韓国」コロナ対策の凄み

行動制限を課すことなく増加曲線を抑制

The New York Times



そして、同じく世界から称賛されているのが台湾です。


台湾のコロナ対策が爆速である根本理由

「閣僚に素人がいない」

PRESIDENT Online



日本も軽症者を隔離できるホテルなどの施設を活用し、検査を徹底して感染者をすべて把握し隔離していく、ことで感染者の広がりを押さえてけるようになってほしいですね。


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