----【目次】-------------------------------------------------
・違和感への耐性低い日本人?
・Here comes the bride
・DCEC NC CAFE「日本の秋について話そう」
・英語の記事をどうぞ
・今週の注目Blog&記事
・編集後記
サンフランシスコのロボットタクシー
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今週、日本人のお父さんとフィリピン 人のお母さんを持つ
秋元才加さんの「日本人は違和感への耐性低い」という記事を
読みました。
●秋元才加さん「日本人は違和感への耐性低い」
フィリピンと日本にルーツあるから実感
GLOBE+
DCECにはフィリピン 人も多く、またビジネスも日本とフィリピンの
両方でやっているためか、彼女の言いたいことは非常によくわかります。
そして、世界中が大きく変化している現在において、日本がフィリピンに
学べることがたくさんあるように感じています。
実は、フィリピンの企業と仕事をしていると、
「こちらからの問い合わせに対する返事が遅い」
「いわゆるジョブ型の仕事スタイルで、個人個人の仕事の範囲がはっきり
分かれているので、問題が起こった時、誰に言えば解決できるのかわからない」
など、いろいろイライラすることはたくさんあります。
ただ、変化を柔軟に受け入れるのはフィリピンの方が圧倒的に速いように
感じます。
例えば、フィリピンでビジネスを始めた頃は、空港からタクシーに乗るのが
「騙されるのではないか、何かトラブルが起こるのではないか」と緊張し、
わざわざ、「なれない旅行者じゃないぞ」と運転手に知らしめるために、
タクシーから、「今、空港を出た、こんなタクシーに乗っている」などと
TESZARAのメンバーに電話をしたりしていました。
ところが今は、配車サービスアプリで好みの車を呼んで、アプリ上で
行き先も告げ、金額も決まっているので、安心してくつろいで乗って
いられます。
また、宿泊も、昔はあまり治安が良くなさそうな、かび臭いホテルでも
日本のビジネスホテルよりも高いような金額で泊まらなければなら
なかったのが、今は、Airbnbでゆったりと広く、24時間コンシェルジュ
がいるコンドミニアムに、安い価格で泊まれるのでとても快適に過ごす
ことができます。
ともに、日本の方が遥かに良いと思っていたのが、あっという間に
逆転してフィリピンの方が快適になってしまいました。
また、働き方の変化も速いです。
コロナになって、世界中でリモートワークになりました。
これは、一時は日本でもそうでしたが、今や元に戻って通勤している
人も多いですが、フィリピンでは、すでに働き方がリモートワークに
変わってしまい、通勤しなければならない会社の求人には人が集まら
なくなっています。
ちなみにTESZARA Incのメンバーは、もう2年半ずっとリモート
ワークをしています。
日々のやりとりは、日本にいてもフィリピンにいても顔を合わせずに
チャットやビデオ会議で日々やっているので、わざわざフィリピンに
いく必要がなくなりました。
フィリピンで中国や韓国の人たちとの取引を経験していると、彼らも
日本式というよりもフィリピン式に近いように感じます。
やはり今の日本の閉塞感は、変化への対応できないのが問題です。
昭和の価値観を持った年配の方々が、社会のあちこちで実権を握り続け、
夫婦別姓は受け入れず、女性は家庭を守るのが理想的な家庭で
社会で高い地位につけない。
外国人やLGBTQを差別するなど変化を受け入れない社会であるのを
変えていかない、日本の復活はないのかもしれません。
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【日本語を学びたい外国人とオンラインで話す DCEC NC Cafe開催】
毎月実施し、参加された方から好評をいただいている
DCEC NC CAFE。
今月は下記の通り開催いたします。
●10月27日(木)21:00~22:00
●ZOOMでのウェブカフェ
●参加費:無料
参加申し込みは下記リンクからどうぞ。
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■Here comes the bride
Characters: M-Makiko; G-Goro, F-Felicity
After the Recall and Practice...
G: Whew! That was a tough one, Felicity. (wipes his face
with tissue)
M: You think so, Goro? (bragging) I thought it was a piece
of cake.
F: As you know, we now use standard questions for Recall
and Practice lessons.
Shall we move on to the Free Style Lesson?
G: I'm excited to know when Makiko will finally tie the knot
or shall I say, tie herself up in knots? (giggles)
(Makiko elbows Goro)
F: Before anyone wages war in class, let's talk about
wedding traditions in Japan and other countries.
Did you make your research?
M: Sure did. In Japan, it's more common for the bride to
wear a kimono for the ceremony and later change into
a western-style gown for the wedding reception.
F: I see...(interrupted by Makiko)
M: Oh, and another thing, guests are expected to offer
goshugi for the couple before the wedding ceremony.
F: (puzzled) Goshugi? Sorry, it doesn't ring a bell.
G: Goshugi means money. Guests are expected to give
money to the bride and groom, partly to help cover
the cost of the reception.
F: Whoa! That's news to me. Goro, would like to share
about wedding practices in the U.S.?
G: (clears his throat) Did you know that in the US, the bride's
family is the one who usually shoulders the majority of
the wedding costs?
M: Are you kidding?! (shakes her head in disbelief)
F: Nope. He's telling the truth, Makiko. Good job, that was
an interesting information, Goro.
G: Gee, thanks. A more interesting tradition is the stag party,
which is exclusively for men, usually held on the night
before the groom gets married. (beaming)
Makiko was left in a daze.
F: Are you all right, Makiko?
M: (stupefied) Huh?
F: What seems to be the problem, Makiko?
M: I forgot to tell you (pauses) that I recently got engaged
and will get married in L.A. with my American boyfriend.
But I didn't know, I will be the one spending for my wedding.
(shakes her head with a frown)
F and G: (in unison) Uh oh.
●Vocabulary
bragging 自慢する、得意げな様子で
a piece of cake 簡単なこと、朝飯前のこと。
tie the knot 結婚する
tie herself up in knots 混乱(苦境)に陥る、苦境に立たされる
wage war (~と)戦争をする、(~に)戦争をしかける、
(~に対して)宣戦布告する
reception 披露宴
ring a bell 心当たりがある、ピンとくる
cover (費用などを)賄う
practice しきたり、慣習、習わし
gee (驚き・喜び・落胆などを表して)
あぁ、わぁ、へぇ、ちぇっ
stag party スタッグパーティー(男ばかりのパーティー)
stupefy ボーッと(ぼうぜんと)させる
●Comprehension Questions:
1. What is Goro excited to know?
a. When Makiko will tie the knot
b. When Makiko will wage war in class
c. When Makiko will do her research
2. What is Goro’s and Makiko’s research about?
a. The meaning of “piece of cake”
b. The contents of the Recall and Practice exercise
c. Wedding traditions in Japan and other countries
3. Why did the word “goshugi” not ring a bell for Felicity?
a. She thought she heard a bell sound.
b. She didn’t understand the meaning of goshugi.
c. She didn’t know she will pay for the wedding.
4. Which sentence is NOT correct?
a. Makiko was shocked to learn what a stag party is.
b. Stag parties do not include women.
c. Makiko thought her husband-to-be will pay for their
wedding.
■花嫁来たる
登場人物: M-マキコ G-ゴロウ F-フェリシティー
リコール&プラクティス後に...
G: いや~、あれは難しかったよ、フェリシティー。
(ティッシュで 顔をふく)
M: そう思う?ゴロウ。(自慢げに)朝飯前かと思ったけど。
F: ご存知のように、今はもうリコール&プラクティスの
レッスン用に統一化された問題を出題してるのよ。
それじゃ、フリースタイルレッスンに進みましょうか。
G: マキコがいつ結婚するのか知りたくてたまんないよ。
というか、自分で自分を縛るというか。
(クックッと笑う)
(マキコがゴロウをひじで突く)
F: クラス内で戦争が勃発する前にと、日本と外国の結婚式
の習慣について話し合いましょう。二人とも調べてきた?
M: もちろんよ。日本では、花嫁は式では着物を着て、
その後の披露宴でドレスに着替えるっていうのがより
主流になってるわ。
F: なるほどね...(マキコの話を遮り)
M: あっと、それに招待客は、結婚式のときに新朗新婦に
ご祝儀を渡すことになってるの。
F:(怪訝そうに)ゴシュウギ?ごめんなさい、ピンとこないわ。
G: ご祝儀っていうのはお金のことよ。招待客には新朗新婦に
お金を包んで渡すことが望まれるのよ。披露宴の費用を
負担するっていうのがひとつね。
F: あらま!それは初耳だわ。ゴロウ、アメリカでの結婚式の
慣習について話してくれるかしら?
G:(咳ばらいし)アメリカでは、通常、花嫁の家族が結婚式
の費用を負担するって知ってた?
M: 冗談でしょ?!(信じられないといった様子で首を横に振る)
F: いーえ。本当の話よ、マキコ。よくやったわ、それは興味
深い情報よ、ゴロウ。
G: へへ、ありがとう。もっとおもしろい習わしはスタッグ
パーティーっていって、男性だけでたいてい新朗の結婚
前夜に行われるんだ。(顔を輝かせ)
マキコはぼっーとしたままでいる。
F: 大丈夫、マキコ?
M:(呆然として)えっ?
F: どうしちゃったの?マキコ。
M: あなたたちに言うの忘れてたけど(ためらい)私ね
最近婚約して、アメリカ人の彼とロサンゼルスで結婚
するのよ。でも、私がよ、自分の結婚式の費用を
出さなきゃいけないなんて知らなかったわ。
(思案にくれて首を横に振る)
F and G: (同時に)あ~らら。
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★★英語の記事をどうぞ★★
英語を身につけるためには、勉強ではなく英語に接する時間を
増やすのがいちばんの近道です。そこで、ここでは毎週様々な
英語の記事を配信しています。
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◆WORLD NEWS
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●マレーシアの出荷制限により、日本は新たなLNG供給難に直面
●米国、ウクライナがプーチン大統領の盟友ダリア・ドゥギナ氏の
殺害を許可したとの報道
Forbes
●BRICS諸国、単一通貨の創設を議論中
●エネルギー効率化はすでに遅れている - 迫り来る接客業の大惨事
- ユーロ圏の停電懸念 - ノルドストリームに関するさらなる最新情報。
●日本最大級のホテル&エンターテインメント複合施設が2023年に歌舞伎町に誕生
●世界の通貨準備高が1兆ドル減少し、記録的な減少に
◆ビデオ◆
●ゼレンスキーは、NATOに対し、ロシアの核攻撃の「可能性を排除する」ために、
ロシアに対する「先制攻撃」を行うよう要請した
●私達がウ軍に、8年間砲撃されていても誰も気にしませんでした。
ロシアを除いて誰も助けてくれませんでした。
●THE HIGHWIREより
Aseem Malhotra博士(元ワクチン推進派)
■今週の注目Blog&記事
ここでは、今、非常に動きの速くなった世界の様々な情報を集め
発信しています。
この情報が、なぜあなたが英語を身につけなくてはいけないのか、
グローバル化がなぜ必要なのか、日本がまた元気になるためには
何が必要なのかを考える材料になれば良いなと思っています。
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◆グローバル化、IT化、ビジネススキル向上
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●OPEC+の記者会見でサウジのエネルギー大臣に質問を拒否られるロイター
●CDCが裁判に負けて公表せざるを得なくなったV-safe。中身は驚愕でした。
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◆日本に関連するニュース
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●野口悠紀雄 日本を「賃金の上がる国」にするための方法
日経ビジネス
●経済学の重鎮・野口悠紀雄氏
「日銀は利上げにカジを切る時、悪影響のない政策はない」
日刊ゲンダイ
●国立感染研は超過死亡の原因についての見解を改めて示すべきだ
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◆トレンドニュース
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●2022年の超過死亡はとんでもないことになりそう・・・
●10月10日にフランスで発行される切手です。
●9・11の検証
●カルトの魔の手から逃れるために
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■ 編集後記 ■
今週News Picksで、記者がサンフランシスコで完全自動運転の
タクシーに乗った経験の記事を読みました。
驚いたのは、アメリカがサンフランシスコのような大都会で、
すでに自動運転のタクシーを走らせているという事実です。
ロボットタクシーの会社は、クルーズ、Google系列のウェイモ、
フォードとフォルクスワーゲンが出資するアルゴAI、そして
ヒュンダイと米企業合弁のモーショナルの4社で、しかも限られた範囲、
交通量の比較的少ない午後10時から午前5時30分の間だけという事ですが、
すでに無人のタクシーがアメリカで実際に走行しているのです。
中国ではすでに百度が自動運転バスを走行させているのは知っていましたが、
アメリカまでとは。
日本は全く聞いたことがありませんが、どうでしょう。
実際に行動を毎日走らせていたらそれだけどんどんデータが蓄積していくので
遅れて日本が開始してもその差は埋められなくなってしまいます。
やはり日本は規制のせいで、配車サービスのウーバーやグラブなどで出遅れ、
Airbnbでも出遅れと世界から取り残されていますが、ロボットタクシーでも
すでに遅れをとっているようで、心配です。
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