2度目の緊急事態宣言が発令されましたが、みなさまの生活
にはどのような変化が表れていますか?
大宮駅を歩いていると、往来されている方も多くあまり変化が
感じられません。
でも、何とか早く終息するといいのですが、本日の新聞では
日本でのワクチン接種は、2月下旬以降に医療従事者や重症化
リスクの高い高齢者から始まる予定で、一般への接種は、
早くて5月になるとの記事が出ていました。
欧米の国々ばかりでなく、トルコやイスラエル、フィリピン
でもワクチン接種が始まっているというニュースが流れる中、
日本はなぜこれほど遅いのでしょうか?
●Turkey kicks off nationwide Covid-19 vaccination drive
TRTWORLD
トルコですでに全国民に向けたワクチン接種が始まったとのこと。
●イスラエル、100万人超が新型ウイルスワクチンを接種
世界1位の接種率
そしてワクチン接種が遅れる中、現在、日本の医療の最前線では
大変なことになっているようです。
今週のNHKのクローズアップ現代で、
「守れる命が守れなくなってきた ~医療崩壊危機の最前線~」
という番組をやっていました。
いよいよコロナ感染の重症者でも入院先が見つからなくなってきた
とのことなのですが、番組を見ていて、そのデジタル化の遅れが
致命傷になりそうなくらいであることがわかり愕然としました。
番組では、近隣の件を含めた患者の搬送先を調整する役割の
専門医が務める「コーディネーター」に密着して取材をしているの
ですが、救急車や保健所から上がってくる入院要請に対し、コーディ
ネーターが各病院に電話をして受け入れを申し入れているけれども、
今や状況がひっ迫してきてなかなか受け入れ先が見つからないと
いうのです。
その中で、ある重症患者の入院先が見つからずに近県の病院まで
電話して調整し、2時間たってやっと受け入れ先が見つかって
やれやれとの放送でした。
これを見てあなたは恐ろしくなりませんか?
たった1件の入院先を見つけるのに2時間電話をかけ続けなくては
いけない、果たしてこれはIT化が進んだ21世紀の状況でしょうか?
まるで、昭和の時代に行っていたやり方から全く進んでいないの
ではないでしょうか?
当然貴重なコーディネータの時間が2時間奪われるだけでなく、
医療崩壊しそうなギリギリのところで頑張っている相手の病院も、
その電話応対に人員を割かなくてはならないのです。
台湾のデジタル担当大臣のオードリー・タンさんでなく、
素人が考えても、受け入れ可能な病院をどのような患者を受け
入れられるかの条件とリアルタイムのベッド数などをデータ
ベース化し、救急隊員や保健所のメンバーは、スマホのアプリで
そのデータベースにアクセスして依頼できる仕組みを作れば
電話をかける時間はすべてなくなり、また紙で管理することによる
転記や転記時の誤りなどがすべてなくなり、効率化ができるのが
すぐわかるのに、なぜ、日本ではできないのでしょうか?
日本のデジタル化の遅れはかなり重症のようです。
■今週の注目Blog&記事
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◆グローバル化、IT化、ビジネススキル向上
今のグローバル化の中、今の日本はこのままでいいのかな
という様な気になる発信をご紹介します。
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●傷めなかった民主主義、抑えた感染 オードリー・タン氏
朝日新聞
●「東京オリンピック中止の可能性」
ニューヨーク・タイムズが報道
HUFFPOST
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DX(デジタル・トランスフォーメーション)
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●【セミナーレポート】Withコロナ時代に生き残るために、
今、企業に求められる本当のDXとは?
BUSINESS INSIDER
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ちょっと気になるニュース
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●【解説】 ワクチンの仕組みや配達方法、
その後の生活 新型コロナウイルス
BBC
●コロナで運動不足 優先すべきは筋トレと有酸素運動どっち?
日経Gooday
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【DCEC新メンバーVuのご紹介】
さて、先月までレセプションでみなさまのお相手をさせて
いただいていたゴックさんが、1月から産休に入ったため、
代わりに今月よりヴさんが働いています。
今日は、ここでヴさんのご紹介をさせていただきます。
みなさまよろしくお願いいたします。
Mr.Tang Thien Vu
私はタンティーンヴです、でも短くヴと呼んでください。
日本でさらに高度な勉強をしようと参りました。
ベトナムの大学でグラフィックデザインを専攻しました。
Entertainment Graphic分野の高度技術を応用した電化製品
の研究に興味があったのですが、いまは、デジタルデザ
イン分野にシフトしています。
私が日本の来ることを選択したのは、デジタル・エンター
テイメント技術分野で日本が世界のリーディングカントリー
の一つだからです。
私は日本に1年半いますが、この国のほとんどすべてのものに
魅了されています。
私はいつも、外国で学ぶことが、自分自身の知識と可能性を
広げるとともに、それが自国の発展に寄与することだと
考えてきました。
DCECのメンバーになることにより、ベトナムに新しい英語
学習法を紹介するチャンスを得ました。
というのも、ベトナムでは一般的にしっかりとした英語教育を
受けますが、会話力を上げるチャンスが低いと感じています。
DCECのレセプションで、あなたにお会いできるのを楽しみに
しています。
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