◆◆DCEC's Enjoyable English World and Useful Business Tips◆◆ ビジネスプロフェッショナル講師の英会話スクールDCECの 英会話成功法ー英語で人生を成功に導く May 17, 220 vol.829 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆Dela Cruz English Club◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ----【目次】------------------------------------------------- ・DCEC WEB CAFE
・世界最下位に沈んだ日本のデジタル教育 ・Pedestrian Magical Powers ・英語の記事をどうぞ ・今週の注目Blog&記事 ・編集後記 60歳はマラソンの折り返し地点と同じ ------------------------------------------------------------- ◆◆◆DCEC WEB CAFE ◆◆◆ 先週からDCEC WEB カフェをスタートし、2回実施いたしました。 最初だったため、参加者は少人数でしたが、ご参加いただいた 方々は非常に楽しんでいただき、また、参加したいとのこと でした。 DCECから3名が参加して、色々なお話をさせていただきます。 ガヴァネスではなく、皆さんとはEmailのやり取りを担当して いるDaianneや、普段はReal Estateビジネスに携わっている Queenzyなども参加するので、レッスンとは違う ちょっと違った雰囲気を楽しんでいただけるかもしれません。 来週のスケジュールは、 1.5月20日(水)19:00~19:30 DCECの参加者 Myles, Andy Queenzy 2.5月21日(木)16:00~16:30 DCECの参加者 Riza, Ervin, Queenzy 参加ご希望の方はDCECホームページ( https://www.delacruz-jp.com/ ) の一番下のメッセージ欄から お名前、メールアドレスを記入し、 件名「DCEC WEB カフェ参加希望 メッセージ欄に、参加希望を記入し送信してください。 (例:2.5月14日(木)19時希望) メッセージが届いたら弊社から参加方法をご連絡いたします。 基本的にZoom会議を使って実施します。 参加費は、無料です。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ さて、世界的に新型コロナの感染拡大で、街がロックダウン されたりして、在宅勤務が広がり、また学校も世界的にオンライン 学習が広がるなど強制的にいろいろな環境が変わってきています。 この変化は、何年か後にコロナが終息したとしてもに、完全に 元に戻ることはないと思われます。 企業も在宅勤務で業務が回ることを発見したところは、コロナ後も 在宅勤務が中心になるかもしれません。 こんな記事も出てきました。
●【ニューノーマルの時代・中原淳(前編)】
在宅勤務で起きた価値の逆転。
アウトプット出せないおじさんよりママ社員に脚光
BUSINESS INSIDER
https://www.businessinsider.jp/post-212693
動画投稿サイト「ニコニコ動画」を運営するドワンゴは、新型コロ
ナ感染の収束後も全社員約1千人を原則、在宅勤務とすることにし、
新興企業では、すでにオフィスを解約し始めている会社が出てきて
いると日経が報じています。
忍び寄るオフィス不要論
コロナ後も「在宅」 需給に影 ドワンゴは全社員1000人
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO59124620U0A510C2TJ2000/
いま、様々に進行している変化に対応できるかどうかは、今後の
私たちの生き方に大きく影響してくることになります。
私たち一人ひとりがそのような変化に敏感になり、先取していく
ことが今後の人生に大きくプラスになってくる一方、そんなの
自分には関係ないと気にしないでいると、グローバルの中で
あなたがガラパゴス化して取り残されて行ってしまいかねません。
さて、そのような環境変化の中で、日本はIT先進国と思って
いたのが、日本の学校は世界でも一番IT対応力が遅れているという
データがOECDから発表されました。
OECDって、なんか昔習った記憶があるけどなんだっけかな?
という方のためにOECDのウェブサイトから拾ってきました。
**********
OECD(経済協力開発機構)の始まりは1960年に遡ります。
欧州18カ国に米国とカナダが加わり、経済発展に尽力する組織
として設立されました。
現在、OECD加盟37カ国は南北アメリカから欧州、アジア・太平洋
地域にまで広がっています。その多くは先進国ですが、メキシコや
チリ、トルコといった新興国も加盟しています。
また、中国、インド、ブラジルなどの新興国、アフリカ、アジア、
ラテンアメリカ、カリブ地域の発展途上国とも緊密に協力しています。
OECDの目標は今後も、これまで以上に力強く、公正で公平な世界を
築いていくことです。
**********
とこんな組織なのですが、このOECDのウェブサイトで
PISAの結果を見ると驚くべき日本の現状が見えてきます。
「Learning remotely when schools close: How well are students
and schools prepared? Insights from PISA」
https://bit.ly/3bzCfYj
「OECD のPISA」というのは、世界各国の15歳生徒を対象とし、
3年に1回数学、読解力、科学力の学力を測定する調査です。
今回は、その調査からこのコロナ禍に対応するため、オンライン
授業などどの国の教育がどれだけデジタルに対応できているかの
調査が示されています。
ここでは、下記の9つのカテゴリーに分けて約78か国が評価され、
グラフ化されています。
1. 静かな勉強場所へのアクセス
2. 学校の課題にコンピューターを使えるか?
3. インターネットへのアクセスは?
4. 教師はデジタル機器を指導に統合するために必要な
技術的および教育的スキルを持っているかどうか
5.教師はデジタル機器を統合するレッスンを準備するのに
十分な時間を持っているか
6.教師がデジタルデバイスの使用方法を学ぶための効果的な
専門リソースが利用可能かどうか
7. 教師はデジタルデバイスを授業に統合するインセンティブを
提供されているか
8. 学校には十分な資格のある技術的なスタッフがいるか
9. 効果的なオンライン学習サポートプラットフォームが
利用可能かどうか
これらの項目で78か国中日本はどのくらいにいると思いますか?
まずは、各自が下記のどのあたりにあたるのか、想像して
みてください。
A.まだトップにいるに違いない
B.ベスト5くらい
C.トップ10くらい?
D.20位くらいかな?
E.全体の平均くらい
F.下位1/4くらい
G.最下位くらい
さて、実際にみてみると
2. 学校の課題にコンピューターを使えるか?
は下から13番目ですので上記のFです。
3. インターネットへのアクセスは?
これは、平均よりやや下です。
4. 教師はデジタル機器を指導に統合するために必要な
技術的および教育的スキルを持っているか
5.教師はデジタル機器を統合するレッスンを準備するのに
十分な時間を持っているかどうか
6.教師がデジタルデバイスの使用方法を学ぶための効果的な
専門リソースが利用可能かどうか
8. 学校には十分な資格のある技術的なスタッフがいるか
この4つの項目は、なんと最下位です。
びっくりです。
日本はIT先進国ではなかったのでしょうか?
ところが学校教育では、日本のデジタル教育環境は世界の
最下位なのです。
では、どんな国が優れているのか?
4の項目を見てみると、
1位中国 2位UAE 3位フィリピン
4位カタール 5位カザフスタン 6位シンガポール
7位アルバニア 8位ロシア 9位タイ 10位ベラルーシ
5の項目
1位中国 2位UAE 3位モンテネグロ
4位スロベニア 5位カタール 6位フィリピン
7位ジョージア 8位ベラルーシ 9位トルコ
10位アゼルバイジャン
先週有名進学校の先生がキンドルのことを知らずに
禁止されたという話を紹介しましたが、
このデータを見ると日本は本当に遅れてしまっている
のがわかります。
前サイバーセキュリティ担当の桜田大臣は「パソコンは
自分で打つことはない、USBメモリは穴に入れるらしい
けど細かいことはわかりません」といい、現NHK会長の
前田晃伸氏は就任時に
「パソコンは持っていない、インターネットも接続して
いない」というような方々が重責を務めている日本では、
デジタル教育環境が世界最下位になるのもやむを得ない
のかもしれません。
今回のコロナ禍を抑え込んだ台湾では世界の頭脳100人
に選出された38歳のオードリー・タン氏がデジタル担当
大臣を務め、そのIT技術を積極的に取り入れて新型コロナ
を抑え込んのが有名です。
一方の日本は、陽性患者数をFAXで受け取り
手で集計していた日本の厚生労働省。
やっぱり最下位なのは本当なのかもしれません。
●「コロナ検査結果はファックス、電話で集計」
YAHOO!JAPANニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200511-00000012-cnippou-kr
そして振り返ってみると日本はこんな国になっていました。
●日本企業で出世する人たち、
じつは「超低学歴」ばかりになっていた…!
現代ビジネス
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/71570
あなたはガラパゴス化した日本の現状に甘んじるのでは
なくしっかりと英語力、IT対応力をつけていますよね。
◆今週目立った英語の単語は、
essential worker 必須の働き手
医療従事者ばかりでなく、ロックダウン下でも国民が
無事に生活できるように食料品の供給に携わる人たち、
配送に携わる人たちなど欠かせない人たちを指します。
Canada is giving their essential workers
a pay raise they 'deserve'
CNN
https://edition.cnn.com/2020/05/08/world/canada-essential-workers-raise/index.html
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■Pedestrian Magical Powers
Characters: C - Chan; T - Takayama
A GV and a learner in class talking about magic...
T: I’ve been really interested in magic shows lately.
C: Ohh. Why is that?
T: They’re just so interesting. I do know that these are just
tricks. Nevertheless, the performances are mind-blowing.
C: That’s true. The famous magician, David Copperfield, said
that the real secret of magic lies in the performance.
T: Truer words were never spoken. Speaking of magic, I just got
back from my trip to your country.
C: Was your trip magical?
T: Well, to say it’s magical is a bit of a stretch. I did enjoy
it very much, though. And, I saw something even more amazing.
C: What is it?
T: Pedestrians in your country have magical powers.
C: Really? Why do you say so?
T: Because when a person crosses the street, they just hold out
their hand in front of traffic and the cars would stop. It’s
like they have magical powers!
(Chan and Takayama laugh)
●Vocabulary:
tricks トリック
nevertheless それにもかかわらず、それでもなお
performance パフォーマンス
mind-blowing びっくりさせるほどすごい
David Copperfield デイヴィッド・カッパーフィールド
"The real secret to magic lies in the performance"
「マジックの本当の秘密はそのパフォーマンスにある」
Truer words were never spoken. 全くその通り
magical 魔法のような
a bit of a stretch 言い過ぎの、少しオーバーな
pedestrians 歩行者
traffic 交通、往来
magical powers 魔力、不思議な力
●Comprehension Questions
1. Why has Takayama been interested in magic shows lately?
a) He is a practicing magician.
b) He is trying to learn magic by watching Youtube videos.
c) He has a magic show on TV.
d) They're interesting and the performances are
mind-blowing.
2. What did David Copperfield say about magic?
a) Magic is not true.
b) The real secret of magic lies in the performance.
c) Magic can be learned by anyone.
d) Being a magician is a good career choice.
3. Why did Takayama say that pedestrians in Chan's
country have magic powers?
a) They float in the air to avoid traffic.
b) They use magic on a regular basis.
c) When they cross the street, they hold out
their hand and the cars would stop.
d) When they cross the street, they disappear
into thin air.
■歩行者の魔法の力
C-チャン T-タカヤマ
クラスで講師とラーナーが魔法について話している。
T: 最近マジックショーに興味津々なんだ。
C: へー、なんでまた?
T: 単純に面白いからだよ。ただのトリックだっていうのは
わかるけど、それでもパフォーマンスはびっくりするほど
すごいよね。
C: ほんとだね。有名なマジシャンのデイヴィッド
・カッパーフィールドは、マジックの本当の秘密は
パフォーマンスにあるって言っていたよ。
T: 全くその通り。マジックといえば、君の国の旅行から
帰ってきたばかりだよ。
C: 魔法のような旅だった?
T: そうだな、魔法のようなって言うとちょっとオーバーだけど、
とっても楽しかったよ。それに、もっとすごいものが
見られたんだ。
C: それって何?
T: 君の国では歩行者が魔法の力を持っているんだ。
C: え本当? どうしてそんなこと言うんだい?
T: だって人が道を渡るとき、車の前に手を出すと車が
すぐ止まるんだ。
魔法の力を持っているみたいでしょ!
(チャンとタカヤマが笑う)
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★★英語の記事をどうぞ★★
英語を身につけるためには、勉強ではなく英語に接する時間を
増やすのがいちばんの近道です。そこで、ここでは毎週様々な
英語の記事を配信しています。
●Coronavirus infections have peaked in much of the rich world
The Economist
コロナウイルスの感染は多くの高所得の国々では山を越えました。
https://econ.st/2yohLEl
●Coronavirus Lingers in Air of Crowded Spaces,
New Study Finds
Bloomberg
混んだ場所ではコロナウイルスはぐずぐずしている
https://bloom.bg/3fxR1Sz
●Results of Finland’s basic income experiment 2017–2018
YouTUbe
フィンランドで実験されたベーシックインカムの結果は?
https://youtu.be/yBQW1zi1xIM
●Did Finland's basic income experiment work?
- BBC News
フィンランドのベーシックインカム実験
https://youtu.be/9nPQM54oPMg
●The Collateral Damage of the Coronavirus
The New York Times
コロナウイルスの不運な巻き添え
https://nyti.ms/3bE3pgT
●The journey from Tokyo to Hong Kong
CNNレポーターのWill Ripleyさんが成田空港をレポート
https://twitter.com/willripleyCNN/status/1261131205841350656?s=20
●Coronavirus: Italy to lift travel restrictions
as lockdown eases
BBC
イタリアがロックダウンから旅行の規制を緩和
https://bbc.in/2z1VZ9R
●Former PM of Malaysia Mahathir Mohamad speaks
about the “beloved dictator” title
some citizens gave him.
A Jazeera English
カタールのアルジャジーラがマレーシアマハティール
前首相のインタビューを掲載
https://twitter.com/AJEnglish/status/1261579401193328641?s=20
■今週の注目Blog&記事
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◆コロナ対策日本、そして世界は?◆
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●コロナで浮き彫り、日本の統治能力の絶望的低さ
未だ医療機関へ十分なマスク供給できず、いつからこんな国に
JBPRESS
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/60449
●アベノマスクの国内製造業者が激白
「売っているサージカルマスクの方が安くて性能いい」
AERAdot.
https://dot.asahi.com/wa/2020051500116.html
●【新型コロナウイルス】
小川淳也議員 野党は失態を引き取る覚悟と決意に欠ける
日刊ゲンダイ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/272837
●新型コロナ最悪シナリオを8年前に想定したドイツの危機管理
日経ビジネス
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00023/042000163/
●「肺炎について絶対言うな。旦那にも…」中国政府に口封じされた
武漢・中国人女性医師の手記を全文公開する!
文芸春秋
https://bungeishunju.com/n/n7ebc7e6baae9
◆今、コロナ禍のなか国会では、
どのような議論がされているのか?
https://twitter.com/CDP2017/status/1261285828707270656?s=20
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◆グローバル化、IT化、ビジネススキル向上◆
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●新興国感染、先進国抜く 1日5万人超え 新たなリスク
https://bit.ly/2Wm9HgC
●「コロナ対応の優等生」台湾人が日本に思うこと
台湾の過去と現在に学べることがある
東洋経済ONLINE
https://toyokeizai.net/articles/-/349124
●100兆円規模「GDP蒸発」を引き起こす学力喪失
OECDの調査解析が警告する日本の危機
JBpress
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/60522
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◆日本はどこへ行くのか?
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●【意見書全文】首相は「朕は国家」のルイ14世を彷彿
朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASN5H4RTHN5HUTIL027.html
●信頼に傷、総長も黒川検事長も「辞職せよ」 堀田力さん
朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASN5F56YCN59UPQJ00B.html
●「まともな法治国家とは言えない」
仙台高裁の裁判官が政府批判
NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200515/k10012431361000.html
●揺らぐ“検察への信頼”~検事長定年延長が問うもの~
NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200325/k10012349971000.html
●「検察庁法改正」で、検察は、政権の意向を過激に「忖度」しかねない
(郷原信郎)
- Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/byline/goharanobuo/20200517-00178921/
●検察の逆襲
河井陣営1.5億円提供の自民党本部にガサ入れも
現代ビジネス
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/273152
●安倍政権「司法人事への介入」は過去にも、
最高裁にも残るトラウマ
DIAMONDonline
https://diamond.jp/articles/-/237511
●国民に愛想をつかされた「アホノミクス」の末路
非常時にこそ露呈する「政策責任者の器」
東洋経済ONLINE
https://toyokeizai.net/articles/-/349439
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◆トレンドウォッチ◆
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●「現金をどんどん配れ!」
異端の経済理論・MMTがコロナ不況を救う…?
現代ビジネス
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/72451
●幸福度の高い働き方とは?「ジャングルジム型キャリア」
「グラデーション型キャリア」を聞く
BUSINESS INSIDER
https://www.businessinsider.jp/post-212485
●それでも多い!本気で考える会議の「不要不急」
リモートワークの今こそ見直したい
東洋経済ONLINE
https://toyokeizai.net/articles/-/348153
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■ 編集後記 ■
アマゾンのオーディオブックAudibleは歩いている時や
電車の中、車を運転しているときなどにも本を”読む”
ことができ、愛用しています。
そのメニューで会員に無料で提供されているプログラムに
「柳瀬博一のリベラルアーツ入門」というものがあり、
なるほどと感心させられること、知的刺激を受ける
ことが多く楽しんで聞いています。
2015年年に文科省が「国立大学法人等の組織及び業務
全般の見直しについて」という通知を出し、その中で
教員養成学部や人文社会系学部について組織の見直し、
場合によっては廃止や社会的要請の強い分野への転換
に取り組むように要請したことにより、「文系学部の
廃止」という議論がマスコミを賑わせたことを
思い出しながら聞くと、このリベラルアーツという
のが、目先の技術の習得ではなく、人としての判断
力を養うために非常に重要であることを感じさせて
くれます。
さて、この「柳瀬博一のリベラルアーツ入門」は、
東京工業大学リベラルアーツ研究教育院 教授の
柳瀬博一氏が、各分野の有識者をゲストに招き
「リベラルアーツ」についてトークを交わしながら
考えていくというものですが、その番組の中の
出口治明が語る「リーダーが学ぶべき教養」
というものを聞いて、今、オーディブルで聴いて
いる
LIFE SHIFT(ライフ・シフト):100年時代の人生戦略
とも関連して非常に印象に残ったことがあるので
ご紹介いたします。
出口治明さんとは、コマーシャルでよく見る
ライフネット生命の創業者といえばイメージが
わくかもしれません。
出口さんは大学を卒業したあと、日本生命に入社。
経営企画やロンドン現地法人社長などを経て、
2006年、58歳の時に退職。
2008年にライフネット生命保険株式会社を開業
と還暦で起業しているのがすごいですね。
そして2012年にマザーズに上場と成功の上昇気流に
乗っている中、2018年に会長職を後任の岩瀬大輔氏
に譲り、自らは立命館アジア太平洋大学第四代学長
に就任したという経歴の持ち主です。
「LIFE SHIFT」は人生100年時代は、80歳程度の
平均寿命を前提に〈教育〉〈仕事〉〈引退〉の
3段階で考えられてきたライフコースは抜本的に
考え直されなければならないとしているのですが、
出口氏の人生は、この3段階を越えた人生を実践
しているといえます。
出口氏は、
人生が100年になったら、まず、教育を受け独立
するまで約20年あるが、100年から20年を引いた
のこり80年が自分が独立して生きていく年数に
なる。
そうするといわゆる定年の60歳というのは、
80年のちょうど半分、マラソンでいえば折り返し
地点に到達したところと言っています。
なるほど、今まで60歳で定年になると、あとは
余生というイメージがありましたが、やっと
人生の折り返し地点に到達したところと思えば、
その後の人生の可能性が無限に広がってくるのを
感じます。
そして出口氏自身はそれを実践されているわけ
です。今は立命館アジア太平洋大学の学長に
なって、毎日世界中の若者と触れ合う事で、
様々なことを学ぶことができ非常に楽しいと
言っています。
この部分は私自身も、日々世界中の社員や
取引先の若いメンバーと触れ合っていて
本当に日々学びが多いので実感している
ところです。
いかがですか?
これからは60歳はやっと人生の折り返し地点に
到達したところと考え、人生を広げていけば
楽しい人生が広がっていくのは間違いありません。
そのためにも、英語を身に着け、そして海外と
コミュニケーションをできるレベルのITスキルを
身に付ける。
このメルマガ読者の皆様に実践してほしいことです。
さて、この欄で何回か触れてきたベーシックインカム
について、News Weekの記事があったのでご紹介します。
●ベーシックインカムはどうだったのか?
フィンランド政府が最終報告書を公表
Newsweek
https://bit.ly/2WAV1u9
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#LifeShift #出口治明 #PISA #ベーシックインカム
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