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今あなたがグローバル化しないと日本は過去の老大国に!


DCECでは、みなさまの英語力向上のお手伝いをさせていただくとともにみなさまのグローバル化をサポートさせていただこうと、様々な情報を発信しています。

今、日本は少子高齢化の進展で日本人の人口が急激に減ることが確定しており、これは変える事の出来ない事実です。

また同時に、かつては世界を席巻した日本企業も今では、ピーク時と比べて見る影もないほど存在感がなくなっています。。

日経ビジネスが紹介している調査会社のリフィニティブによる企業の時価総額で比較するとその変化は一目瞭然です。

日本がピークだった1989年には、世界のトップテン企業10社のうち7社が日本企業だったそうで、これはさすがにすごい国です。

それが2009年には、上位100銘柄に入っていたのがいたのが、NTTドコモ、ホンダなど5社になり、今年はついにトヨタ自動車とソフトバンクの2社になってしまったという事です。

この変化の中で存在感を増しているのが、アップル、アマゾンなどの米IT関連企業と中国企業で、現在中国企業は14社がトップ100にランクインしています。

「ソフトバンク孫会長が指摘した日本企業最大の問題点」 日経ビジネス https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00045/052200001/

何がここまで日本を凋落させてしまったのでしょうか?

今、ここで手を打って行かないと、米、中国どころかアセアン各国にもおいて行かれ、過去の老大国になってしまいます。

このような状況になってしまった原因をざっくりと俯瞰すると少子高齢化の進行とグローバル化の進展についていけていない日本という事が言えるのではないでしょうか?

もちろん細かくは様々な要因があるのは間違いありませんが、この二つが共に最大の問題であるのは間違いないと思います。

このメルマガは、英語とグローバル化についてのメルマガなので少子高齢化については、ひとまず置いておいてグローバル化の遅れについて考えてみたいと思います。

今、企業で英会話研修を考えている企業の担当者の方や受講生とお話をしていると、 「英語力を向上しなければならないのはわかっている。ただ、現在の仕事で英語を必要とする場面があまりないので、真剣に英語を身に付けようというモチベーションが上がらない」

ということばが良く聞かれます。

いかがでしょう。

このように感じている人は多いのではないでしょうか?

なぜ、みんながこんな風に感じてしまうのか?

結局日本企業のほとんどがグローバル化ということをわかっていないからこのようになってしまっているのです。

グローバル化は、ウィンドウズ95が発売されてから、一気に世界が変わりました。

職場でパソコンが当たり前のように普及し、一人一人が自分のデスクでコンピューターで仕事をするという、今では当たり前の風景が、日本がトップだった1989年では想像できたでしょうか?

その頃は、部課長クラスは、自分が現役の間はパソコンなんて必要ないよと言っていたのが、あっという間にパソコンを使わなければ仕事にならない世界に巻き込まれ、みんな頑張って使えるようになりました。

(ところが、みんなが使えるようになっても、経団連の会長は、現在の日立出身の会長以前は歴代の会長がパソコンを使っていなかったというのが発覚し、また、日本のサイバーセキュリティの最高責任者の大臣もUSBメモリーも知らないと世界中の新聞で馬鹿にされたのがついこの間のことで、未だに企業トップや政府のトップはパソコン一つ使えないようです。先日、ある大手企業の社長秘書と話をしていた時、役員会議の資料がやっとペーパーレスになり、iPadで会議をするようになったけれども、初回の会議で、指をなめてiPadのページをめくる役員さんがいて、驚いたと教えてくれました。)

そこで笑っているあなた、実はパソコンはしっかり使っていても同時に進展していたグローバル化に気が付いていない人が多いのが現在の日本人なのです。

パソコンの普及とともに当時に爆発的に普及したのがインターネットでした。

インターネットの普及で、世界中で最先端の情報がリアルタイムに取れるようになり、また、世界中で誰でも簡単に地球の裏側の人とコミュニケーションできるようになりました。そして、世界の人とコミュニケーションするのに必要なのが英語であること気が付きました。

これで大きなチャンスをつかんだのが新興国です。

旧ソ連の構成国で、独立した小国、エストニア、ラトビア、リトアニアなどでは、今や大学を出るまでにはほぼ全員が英語で流ちょうにコミュニケーションできるそうです。

また、お隣の国韓国ではアジア通貨危機でIMF管理を経験した後、国の将来のためには英語力をつけなければならないと英語力強化に取り組み、今では英語力で日本人と大きな差をつけています。

アジアの金融センターとして日本よりも発展しているのは英語でビジネスができる香港であり、シンガポールなのです。

そう、パソコンの普及に気が付いてパソコン使用にはキャッチアップした日本人も、インターネット普及のアドバンテージとその破壊力に国のトップだけでなく企業のトップが気が付かなかったことにより、本当のグローバル化の意味に未だに気が付いていないのです。

そして2007年のiPhoneの発売により、モバイルの時代が始まり、ネット環境の整備が遅れていた国々でも、モバイルでインターネットに接続できるようになり、国としては発展が遅れている国でも、その国にいる情報に敏感で優秀な人材が、モバイルを通じて世界にアクセスし、国を進化させているのです。

アフリカで貧しい身なりをしていても、みんなスマートフォンを使いこなしているようなニュースや番組を見たことがあるのではないでしょうか?

彼らの方が私たち日本人よりも世界最新の情報を持っているかもしれないのです。

今、GAFAと言われる世界の時価総額トップの企業はすべて世界を同時に市場にして展開しているのはご承知のとおりです。

※GAFA(Google, Amazon, Facebook, Apple)

だって、彼らはネット企業だから簡単でメーカーやサービス産業は難しいよとの声が聞こえましたが、例えばサムソンは、韓国での売り上げは1/4程度しかありません。社員も韓国人は半分以下で、過半数が外国人です。

今話題のファーウェイにしても世界での存在感が非常に大きいのがわかります。

日本の中で唯一、1989になくて現在トップ100社に入っているソフトバンクは、アメリカで携帯電話事業を行い、中国のアリババやアメリカのウーバー、アジアのグラブの大株主であり、世界のモバイル向け半導体の大半を設計しているイギリスのARMを買収し、サウジアラビアと共同でファンドを設立するなど確たるグローバル企業となっています。

これも、ヤフー創業期に創業者のジェリー・ヤンと直接話をして、そのビジネスの将来性を見抜いて投資をして、ヤフーを育てたことに始まり、日本で携帯電話事業をスタートした時には、スティーブ・ジョブズと1対1で直談判し、iPhoneの日本での独占販売をスタートしたことによって、ジリ貧だったボーダフォンを今のソフトバンクにまで引き上げたように、自分で世界のビジネスリーダーと直談判をしてビジネスを広げてげてきたことがわかります。

あなたの会社のトップがiPadをなめてめくっているから貴方もグローバル化しなくては良いと思っていたら、あなた自身がグローバル化の波に翻弄され溺れてしまいます。

英語を使い、インターネットを使い世界の情報を取り、世界とコミュニケーションをとり、世界の人々と交流して、貴方の将来を大きく広げてください。

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