今回、フィリピンで初めて中国人、そして中国企業と不動産関連の仕事をしましたが、驚くことが満載でした。 一つは、二組のお客様から売却を依頼されているコンドミニアム2室を広告に出しているのですが、中国人のお客様から見学の申し入れがありご案内いたしました。 するとそのお客様は、見学を終えると同時にこの2部屋とも買いたいとその場で即決され、そのスピードにはびっくり。 また、この物件とは別の売却を依頼されていた二部屋も中国のデベロッパーの仲介で販売することが決定しました。 この売買契約書の作成で中国デベロッパーの女性担当者と打ち合わせをしたのですが、若い女性担当者が一人でやってきて、その場で契約内容を即決で合意して、その場で日本円にすると8桁の小切手をさらさらと書いて、コンドミニアム二部屋分の代金の支払いを済ませたのです。もちろんその中国人女性は流ちょうな英語での交渉です。 その交渉の間には、実はその女性は中国デベロッパーの社員でそのデベロッパーがマレーシアのジョホールバルに大規模な街を開発していて、そこのコンドミニアムをTESZARAでも販売してもらえないかとの話までしてきます。
話を聞いていたら、NHKスペシャルか何かの番組でやっていた中国企業がシンガポールの対岸のマレーシア側ですごい規模で街づくりをしていると紹介していたその会社でした。 さらに驚いたのは、マレーシアまでの航空券と現地のホテルも全部負担するので、ぜひ現地に視察に来てほしいとの提案をされたことです。とりあえず、マレーシアまでいかないまでも来週BGCにあるショールームに行って確認して来ようと思っています。 この二つの取引から、中国企業の即断即決のスピード、そして外国企業とのビジネスをすることにたいするアグレッシブさを感じ、日本企業はすっかり置いていかれそうなことを実感しましが、その後、さらにすごさが分かってきました。 今回一緒に仕事をするようになった中国トップのデベロッパーはその企業の情報量はすごいものが あります。 日本のお客様から販売してほしいというコンドミニアムをTESZARAでは通常のネットの広告やフィリピンの不動産ネットワークに載せて広告をしているのですが、たまに問い合わせ来て、お客様が見学して、検討するから時間が欲しいというのが通常の流れですが、中国企業は全く違いました。 興味がある人がいるので案内して欲しいとの依頼があると即見学。見学後は、即、この値段で買いたいとの希望が出てきます。流石にディスカウント要求は大きい場合が多く、オーナーさんがそこまではディスカウントできないという事が多いのですが、すると次の日には別のお客様を連れてきます。 また見学をして、購入希望が出て価格交渉がうまくいかないとまたすぐに次のお客様を連れてくるという感じで、2週間のうちに4室のコンドミニアムを売ってしまいました。 おそるべし、中国企業です。 でも、このような中国企業と取引をするようになった事はTESZARAにとっては非常に力強いパートナーができた事になりありがたい事です。