いま、フィリピンのTESZARAで採用を進めていて、 毎週面接をしています。 フィリピンで面接をしていて日本と決定的に違うのが、 フィリピン社会が本当にグローバル化しているということです。 今週ある応募者の面接を設定しようとしたら、その日は妹が 休暇で帰ってくる日なので別の日にしてもらえませんか? とのこと。 そうなんだ、ということで別の日に設定して面接の時に聞くと 「妹が休暇でドーハから帰ってきたんです。」とのこと。 それを茜さんに言うと 「えっ!ドーハってあのドーハの悲劇のドーハですか?」って。 そう、日本人、特にサッカーファンだったらドーハと聞けば 反射的に「ドーハの悲劇」が思い浮かぶと思いますが、 まさかうら若き乙女からその言葉が出るとは思いませんでした。 ちなみに知らない人のためにウィキペディアで調べると、 「1993年10月28日[注 1]、カタールの首都・ドーハのアルアリ・ スタジアムで行われたサッカーの国際試合、日本代表対イラク 代表戦の日本における通称である。 1994年アメリカワールドカップ・アジア地区最終予選の最終節で 行われたこの試合は、試合終了間際のロスタイムにイラク代表の 同点ゴールが入り、FIFAワールドカップ初出場に近づいていた 日本代表が一転して予選敗退する結末となった。」 という出来事ですね。 あっと、話がそれてしまいましたが、妹さんがそのカタールの ドーハで臨床検査技師として働いていて休暇で戻ってきたとの ことでした。 応募者自身もまだ20代ですからその妹といえばたぶん25歳くらい ではないでしょうか? そんな若い女の子がはるかかなたで文化も違うカタールで 単身で働いているというのは日本人からしたらびっくりですよね。 でも、面接をしていても日本人の私以外は、当たり前のこと のようでだれも驚かない。 一人で、へーすごいなあと感心しながら次の応募者を面接したら、 今度はその応募者自身が今年の7月までカタールで英語の教師を していたとのこと。 もう本当にびっくりです。でも一緒に面接をしていたCarolの お兄さんは、今カナダでエンジニアとして働いていて、Lianの お姉さんもオーストラリアのビジネスビザがおりて、 もうすぐオーストラリアに行くらしい。 なんていう国なのでしょう。 でも、目立たないところで、日本人(ただし女性を中心に)も 着々とグローバル化しているようです。 というのも今月フィリピンのTESZARAに英語の勉強に来られる方が、 一人は、マカオで働いていて、マカオから直接フィリピンに 来られるというし、もう一人は、「空港にお迎えに行きましょうか」 と確認したら「Grabで行くから大丈夫です」と旅慣れている様子。 聞くとフライトアテンダントとのことで納得しました。 さらに12月から会社の承認をもらって2か月英語を勉強しに 来られる方は、社内が英語だけの外資系勤務でした。 日本男性はますますおっさん化して、医学部の入試では女性の 受験者の点数を下げ、内閣にはたった一人しか女性を入れない ような日本で、女性は勝手に、着実に世界に羽ばたいている ようです。