前回ここで、お伝えした最初の英語学習のポイントは、 ◆あなたの英語学習の目的をはっきりしましょう。 ということでした。つまり英語を学習する目的によって 何をどのように勉強するかが変わってくるからです。 さあ、あなたの英語学習の目的は何ですか? 例えば、今TESZARAではお伝えしているように フィリピンでAirbnbの運営を行っています。 https://www.airbnb.jp/rooms/23793508 そうすると、毎日のように部屋の宿泊に関する 問い合わせが入ります。 ここしばらくの間に問い合わせてきたり宿泊したりした 人たちを挙げると フランス人、カナダ人、インドネシア人、マレーシア人 イギリス人、フィリピン人・・・ こうやって見ると半分の人たちが英語ネイティブではない のがわかると思います。 でも、みんな英語で問い合わせをしてきます。 現在世界で約17.5億人が日常的に英語を使っているそうですが、 そのうちネイティブスピーカーはたったの3.9億人で、78%が 非ネイティブスピーカーだそうです。 (ハーバード・ビジネス・レビュー) 実際、DCEC,TESZARAで仕事をしていると、アメリカ人や イギリス人などネイティブと言われる人たち以外とも英語で 仕事をしていますが、アメリカ人が日ネイティブを区別する 事はありません。 BLOGOSで「ネイティブスピーカーとノンネイティブの立場の 逆転現象」という記事を見つけました。 http://blogos.com/article/34745/ それを読むとなるほどと思うことがあったので頻用して見ます・ 「数年前の話ですが、ハンガリー人の土木技師が、サウジアラ ビアで7─8ヶ国の技術者からなる国際チームのメンバーとして 働いていたときのことです。彼らはお互いに英語を使用して 完璧に意思疎通ができるのに、そこにいた英国人の技術者と だけは、どうしてもうまく意思疎通ができません。そのため、 彼が代表者として、その英国人に対して、チームメンバーの 総意であると前置きし、「どうか、これからは、お願いだから みなに分かる英語で話してくれないか」と申し出たとのこと です。」 ここからわかるのは、実際多国籍が居る場面で必要な英語は、 完璧な発音でも、完璧な文法でもなく、お互いに意思の疎通が できる英語だということです。 私たちのAirbnbの運営の場面に戻ると、日々問い合わせがきます。 その時、フィリピン人たちは英語に心配はありませんが、 例えば日本人が応答しなければならない時は、完璧な英作文を 目指して時間をかけれ返信を書き、英文を誰かにチェックして もらって返信をするとしたら、それは良いサービスとは
言えません。 問い合わせをしてきた人から見たら、多少、スペルが間違って いたとしてもすぐに聞きたい情報を送ってくれたほうがはるかに 嬉しいのではないでしょうか? そして、英語を使う人たちの78%の非ネイティブの人たちは
そのようにして居るのです。 この土曜日のロングステイフェアで、タイ人の経営者がTESZARAが Ayalalandoと共同で出展していたブースにきて 「一緒にビジネスをしないか」と提案してきました。 彼はアヤラに対しては英語で、日本人に対しては日本語で話をしてくる などグローバルでの仕事に慣れているのが良くわかる人でしたが、 彼が早口で話す英語を、日本人スタッフは十分に理解できませんでした。 日本人スタッフは自分の英語力が足りないのかとも思ったようですが、
後で話を聞いたらMylesも十分にわからなかったとのこと。 また、彼が日本人に話しかけてきた日本語もまた、日本人にとって
よくわからなかったのです。 でも、そのタイ人の経営者は完璧な英語を話せないからと躊躇する のではなく、どんどんアプローチしてきたので、では、また東京で ミーティングをしましょうというビジネスにつながって行ったのです。 きっと日本人だったら、英語が完璧ではないから英語をもっと上手に 話せるようになってからにしよう、とか、通訳を雇ってアプローチ しようとなることでしょう。 そうしたらいつまでたってもグローバル化できないか、通訳を使ったら 一緒にビジネスをしたいという熱意など伝わらず、「では検討します」 ということ決まり文句を受けておしまいになってしまうかではない でしょうか? 今日に英語上達に向けた取り組みのポイントは、
「間違っていてもいいから、どんどん実際に英語を使う」
ということでした。