先週、アメリカ人が日本で働く場合とフィリピンで働く場合の 違いをご案内いたしましたが、今週TESZARAの実施しているビジネスで、 フィリピンの日常がいかにグローバル化しているかを表すことがあったので、 ご紹介いたします。 ご承知のようにTESZARAでは、投資家の方にフィリピンの経済成長の恩恵を 享受していただこうとコンドミニアムをご購入いただき、値上がりから キャピタルゲインを得ていただくことだけでなく、賃貸に出し、家賃で 安定的に収入を得ていただくこともお手伝いしています。 その中の一人のお客様のコンドミニアムが完成し、引き渡されたので インテリアデザイナーに家具を含めた室内のデザインを依頼し、 1月20日頃、賃貸の募集を致しました。 https://goo.gl/PfnX1e 103平米の2ベッドルームで、月額家賃が約25万円です。 この物件はマカティやBGCなどの一等地ではないけれどもBPOビジネスを 手がける外資系企業のオフィスが立ち並ぶ経済特区のコンドミニアムです。 日本人から見ても25万円と言ったらそれほど手頃とは言えない家賃ですが、 募集をかけた瞬間から、中国企業、フィリピン人ファミリー、韓国人 ファミリーと次々に申し込みがありました。 中国企業は会社の量として使いたいとのことだったので、入居時は3人 だったのがいつの間にか10人で住んでいたなどとなる心配があったので 断り、フィリピン人ファミリーは3人家族だけれどもペットの犬を飼って いるということで、特に問題がなさそうな韓国人ファミリーに決まりました。 まず驚くのが、申し込んでくる国籍がバラバラということです。 次は日本のオーナー側から見たグローバル化です。 これからフィリピンで家賃収入を得ていくわけですから、そのお金を プールする口座が必要になります。 マカティ、BGCには日本のメガバンク、三菱東京UFJ銀行や三井住友 銀行も進出していますが、これらの銀行が行なっている業務は非常に 限られていて、現地に進出している日本企業との取引しか行っていません。 個人とはフィリピン人との取引をしないばかりでなく、日本人とも 取引できないのです。日本の銀行がメガバンクといえども、 グローバルでビジネスができていないことが良くわかります。 そこでこのお客様が選んだ銀行がイギリスのHSBC。 この銀行は世界87カ国に7,500の支店を持つグローバルバンクであり、 フィリピンで家賃を受け入れる時にはフィリピンペソばかりでなく、 USドルで支払いたいというお客様も考えられるのですが、HSBCは どちらの通貨であったとしても受け入れてもらうことができます。 現に今回の韓国人のお客様は、最初の2ヶ月の前家賃はペソで払う けれどもそれ以外はドルで支払いたいとのことでした。 また、このオーナーさんは、コンドミニアム購入の資金を日本だけでなく 韓国、中国、アメリカなどに分散させているので、そのような資金を フィリピンに送金する時にもHSBCだと便利です。 ちなみに三菱東京UFJは日本からすらフィリピンのペソ口座には 送金できません。 もし、あなたが英語に自信があったら、HSBCとMUFJ,どっちを 選びますか?